【データ分析 × Python】プレミア上位4クラブの選手別出場時間をヒートマップで可視化してみる
Twitterで見つけた可視化にインスピレーションを受けて、プレミアリーグの選手別出場時間をヒートマップで可視化してみました。グラフィカルにすることで直感的に感じれる部分も多々あるので、そこを中心に見ていきます。
今回も可視化にはPythonを使用しています。詳しいやり方は別途記事にしますが、Whoscored.comの出場時間データからmatplotlibというライブラリを使って可視化しています。濃い色のところほど出場時間が長いところを表しており、選手は総出場時間が長い順に上からソートしています。
リヴァプール
まずはリヴァプールから見てみましょう。序盤こそメンバーを固めている感じはあるものの、中盤以降は(もちろん怪我の影響もありますが)ローテーションされている印象を受けます。その中でも常に出場機会のあるアリソン、ダイク、サラーあたりはやはり替えの効かない選手であることが分かります。新加入選手に目を向けると、ファビーニョは中盤から信頼を獲得している感じ、シャキリは信頼されつつも交代要員な感じ、ケイタは何度かチャンスは与えられるものの信頼を勝ち取りきれていない感じがそれぞれ伺えます。ちなみに明らかにローテーションを行なっている第15節はvsバーンリーです。
マンチェスター・シティ
続いてはマンチェスター・シティです。先ほどのリヴァプールと比べると、よりまばらに色が付いており、ローテーションがしっかりなされていることが一目で分かります。これだけ多くのメンバーが出場していると連携面が不安になりそうですが、そんな中でも圧巻の成績を残しているシティの完成度は相当なものですね。
トッテナム
今シーズン1人も補強せずに望んでいるスパーズ。横長の明るい長方形が目立っており、すなわちこれは怪我人が多いことを表していると思われます。そのせいもあってか他クラブよりも起用選手の数が多く、可視化したグラフも少し縦長になっています。
チェルシー
最後に知将サッリ率いるブルースを見てみたいと思います。メンバーを固定することで有名なサッリですが、その思想が見事にヒートマップ上に現れています。他クラブと比べて明らかに濃い色の分布が偏っており、最近の不調は疲労が原因ではないかと疑われるのも仕方ない気がします。出場出来ない選手はとことん出来ない様子も見てとれますし、セスクが移籍したくなるのも分かりますね。
戦術や分析に関して、こういう見方もあるよ、こうして見た方がいいよ、などご意見等ありましたら、コメントで教えていただけると幸いです。ぜひよろしくお願いいたします!